経路選定基準
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道の選択について
仕事であれ、遊びであれ、本来どの道を通るのが正しくて、どの道を通るのはまちがいということはない。目的や事情によりその都度適切な道を選べば良いのである。江戸時代の人もそうしていただろうと思う。
また新しい道ができたからといって、前の道が必ず使われなくなる、とも限らない。幹線道路としての役目が終わっても、地域の活動が維持されておれば生活道路として残る場合も多い。夫役や経費の支給によって維持される『官道』から、地域でゆるく維持される道になって残った道も多いだろうし、状況の変化で小道が『官道』になることもある。
しかし、興味本位であっても歴史を学びながら歩くうえで、何らかのルールがあった方が整理して理解しやすい。それでいくつかのことを決めている。
当面の目標
江戸時代の道を歩く。
吉備温故秘録十七巻官道下に記載されている道を踏破し、現状を記録する。
注意する点
カンよりも資料的裏付けを尊重する。
岡山県歴史の道調査報告書と吉備温故秘録を基本的資料とする。
神社や寺院の伝承は疑ってかかる。これは古川古松軒から学んだ。
郷土史を地域自慢の材料にしている資料や逸話も疑ってかかる。
江戸時代の人々がどのように暮らしたか感じること。
道の途中に地域の公共図書館があれば行ってその地域の郷土資料を閲覧する。
できるだけ記録をとる。見聞したものを忘れるので体外記憶のために。
できるだけ典拠を示す。わずらわしいが、そうしないと自分でもさかのぼれなくなる。
体験からの留意点
公共機関が作成した権威ある資料でも明らかに間違いだと思われる情報がある。
分からなくなったら歩いてみよう。
道を歩きながら周囲の歴史を学び、なおかつ我々の祖先の人々の暮らしに思いをはせようというのが管理人の街道歩きの目的である(何年か歩き続けた結果少しずつそう思い始めたもので、最初からそんな立派なことを考えていたのではない。記:平成29年1月21日)
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