1-2.神戸事件の基礎資料(図書)

目次

図書3
f.その他
g.関連資料
h.事典/辞書

図書1
a.政府編纂物
b.回顧録・日記
c.県史・市町村史
図書2
d.活字で刊行された解読文
e.一般図書

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図書3

f.その他

  1. 瀧善三郎正信を中心とする神戸事件回顧展記念帖 昭和13年6月21日-26日
    主催・神戸史談会、後援・大阪朝日新聞社神戸支局、会場・神戸大丸。【補足】岡山市立図書館で閲覧
  2. 維新の烈士 瀧善三郎正信 (顕彰碑除幕記念・写真)
    【補足】 昭和15年11月に金川で行われた『瀧善三郎義烈碑』除幕式で配布された小冊子(標題はその小冊子の書名)、生写真、関連した新聞記事の切り抜き、式次第、作曲された瀧善三郎の辞世の歌の譜面、演奏された筑前琵琶の歌詞(神戸事件を歌ったもの、大正13年1月作曲とある)などが綴られた個人の記録帳。小冊子を除きガリ版刷。
     歌われた辞世の歌は、作曲者不明としている資料もあるが、綴られた譜面には『秋山正八作曲』と書いている。--岡山市立図書館で閲覧
  3. 夜明け前 第二部/上、[岩波文庫]
    島崎藤村著、岩波書店、2003年改版。
    ページ42から45。書誌及びページは上記岩波文庫。
    【補足】ページ44に「なるべく街道筋を出歩かないようにとは、神戸村の臨時取締役たる庄屋生島四郎太夫から外国領事を通じて居留の外国人へ注意を与えてあったのに(以下略)」とある。この『注意』に関して他の資料では未見。小説ではあるが、かなり緻密に調べているので、元資料を探す価値はあると思われる。

g.関連資料

(1)万国公法について (2)開港・居留地について
(3)進軍経路について (4)西国往還付替道(徳川道)について
(5)姫路討伐について (6)兵器・兵装について

(1)万国公法について
  1. 国際関係法辞典
    国際法学会編、三省堂、第2版2005年刊
  2. 明治文化全集/第八巻
    吉野作造編集代表、日本評論社、昭和4年刊
    慶応4年に刊行された畢洒林氏萬国公法 西周訳、性法略などを収録。
  3. 明治期大陸政策史の研究
    安岡昭男著、法政大学出版局、1998年刊
  4. 木戸孝允日記/第1
    妻木忠太 編、早川良吉、昭和7-8
    【補足】「私は万国公法は弱国を奪う道具に過ぎないと判断する」という言葉がある。
    国立国会図書館デジタルコレクションで公開する 木戸孝允日記. 第1はこちら
  5. 原政及国際論 日本叢書
    陸羯南著、日本新聞社、明治26年刊
    【補足】万国公法を遵守する義務を負わされるのはアフリカ・南洋・東洋の国だけである、とする。
    国立国会図書館デジタルコレクションで公開する 原政及国際論 日本叢書はこちら

(2)開港・居留地について
  1. 幕末の駐日外交官・領事官
    川崎晴朗著、雄松堂出版、1988年刊
    オンデマンド版2008年があり、こちらを参照した。
  2. 神戸居留地史話 神戸開港140周年記念
    土井晴夫著、リーブル出版、2007年刊
  3. 国際都市神戸の系譜-開港・外国人居留地・領事館・弁天浜御用邸-
    楠本利夫著、公人の友、2007年刊
  4. 神戸今昔散歩
    原島広至著、中経の文庫、2011年刊
  5. 神戸地域学 -神戸の魅力再発見-
    川越栄子編著、大学教育出版、2012年刊
  6. 徳川社会と日本の近代化
    笠岡和比古著、思文閣、2015年刊
    【補足】神戸事件の記述はないが、【外国奉行柴田剛中の大阪町奉行・兵庫奉行兼帯期の動向】(菅良樹著)という章がある。ページ681から704。『柴田は税関の取り扱いを、御用達島屋久次郎に命じ、当初警衛をプロシア、オランダ公使に依頼し、遁走した』とする。ページ696

(3)進軍経路について
  1. 五駅便覧 [近世交通史料一]
    近世交通史研究会編・発行、昭和54年刊
  2. 吉備温故秘録/巻之十六 官道上
    大沢惟貞著、寛政年間(1789から1801)、[池田家文庫]。
    【補足】吉備群書集成(七)に解読文が収録されている。当サイトでは池田家文庫版をもとに、昭和45年刊(1970)復刻版を参照した。
  3. 筑紫紀行/下
    菱屋平七(吉田重房)原著、文化三年刊。本サイトで参考にしたのは、日本紀行文集成第1巻、日本図書センター、昭和54年刊
    国文学研究資料館、電子資料館で公開している筑紫紀行はこちら
  4. 岡山県歴史の道調査報告書/第1集 山陽道
    岡山県教育委員会、編発行、平成4年刊
  5. 近畿地方の歴史の道/10 兵庫2 [歴史の道 調査報告書集成 10]
    原本編集 兵庫県教育委員会、海路書院、2006年刊
  6. 山陽路四十八次
    中国新聞社編、新人物往来社、昭和48年刊
  7. 兵庫の街道いまむかし
    橘川真一編著、神戸新聞相互出版センター、平成6年改訂版
  8. 知れば知るほど 兵庫区歴史花回廊
    監修 田辺眞人、兵庫区役所まちづくり課、平成22年(図書ではなく地図)
  9. 歴史ハンドブック 幕末・維新 全藩事典
    人文出版編集部、人文出版、2011年刊
  10. 明石市史/上巻
    黒田義隆 著、明石市発行、昭和35年刊、昭和47年復刊。平成4年復刊。
  11. 吉備と山陽道
    土井作治・定兼学編、吉川弘文館、2004年刊
  12. 新編物語藩史/第9巻
    児玉幸多、北島正元監修、新人物往来社、昭和51年刊
  13. 第二期物語藩史/第7巻
    児玉幸多、北島正元監修、人物往来社、昭和41年刊

(4)西国往還付替道(徳川道)について
  1. 徳川道 西国往還付替道
    徳川道調査委員会、神戸市市民局、昭和53年刊
  2. 神戸の歴史 研究編
    落合重信著、昭和55年刊
  3. 新修神戸市史歴史編Ⅲ近世
    新修神戸市史編纂委員会編、神戸市、平成4年刊

(5)姫路討伐について
  1. 姫路市史/第四巻 本編近世2
    姫路市史編集専門委員会編、姫路市、平成21年刊
  2. 姫路市史/第11巻下 史料編 近世3
    姫路市史編集専門委員会編、姫路市、平成11年刊
    池田家文庫「姫路討伐始末」の解読文収録

(6)兵器・兵装について
  1. 【決定版】図説 幕末戊辰西南戦争
    学習研究社、2006
  2. 武器と防具 幕末編
    幕末軍事史研究会著、新紀元社、2008年刊
  3. レンズが撮らえた幕末維新の志士たち
    小沢健志監修、山川出版、2012年刊
  4. 決定版 図説 幕末・維新の銃砲大全-別冊 歴史REAL-,洋泉社MOOK
    洋泉社、2013
  5. 幕末の蒸気船物語
    元綱数道著、成山堂書店、平成16年刊
    『第3章 薩英戦争と英国艦隊』『第4章 下関戦争の背景と経緯』『第5章 兵庫開港と英米仏連合艦隊』を通して読むと、兵庫港に停泊していた外国艦隊が『開港を祝うために集まっていた』とは思えなくなる。

h.事典・辞書

  1. 岡山県大百科事典/上下
    山陽新聞社、昭和55年刊
  2. 国語大辞典
    尚学図書編、小学館刊、昭和54年刊
  3. 岡山市の地名
    岡山市地名研究会著、岡山市編集発行、平成元年刊
  4. 兵庫県の地名/Ⅰ・Ⅱ [日本歴史地名大系29-Ⅰ・Ⅱ]
    平凡社、1999年刊
  5. 明治維新人名辞典
    日本歴史学会編、吉川弘文館、昭和56年刊
  6. 幕末維新人名事典
    宮崎十三八、安岡昭男 編、新人物往来社、1994年刊
  7. 幕末維新人名事典
    奈良本辰也監修、学芸書林、昭和53年刊
  8. 全国版 幕末維新人物事典
    歴史群像編集部編、学研、昭和56年刊

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