五代才助

 五代友厚。薩摩藩士・政商。長崎の海軍伝習所に留学し、航海・測量などを学ぶ。薩英戦争では、イギリスの捕虜となる。慶応元年、渡英。その後ヨーロッパ諸国を視察し、新納とともにベルギー人と合弁の貿易会社設立に関し、契約を結んだ。
 明治元年には参与兼外国事務掛・外国事務局判事に任ぜられて大坂在勤となり、備前兵争闘事件・土佐藩士堺浦事件・パークス襲撃事件の外交事件を処理した。
 後、大坂商法会議所会頭、大坂商業講習所を設立、その他諸会社の設立に関与し、関西の財界で活躍した。

【参考資料】

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