波多野彌左衛門

　岡山藩士。文久二年十一月―慶応二年十月まで大目付。慶応二年十二月―明治元年（慶応四年）二月、旗奉行。明治元年四月―六月、児小性頭兼役二ノ丸詰一番大砲隊頭。三百石。
　役職・石高は『岡山大学附属図書館　諸職交代データベースシステム』によった(確認二〇一九年一〇月三〇日）。なお、『日置帯刀摂州神戸通行之節外国人江発砲之始末書』（Ｓ６-１２８（２））などでは大目付としている。
　神戸事件に関連しては、責任者への切腹を申付け、同時に跡継ぎを岡山藩に召し抱える二月五日付の藩からの通達を持参した。
【参考資料】

• 日置帯刀摂州神戸通行之節外国人江発砲之始末書（池田家文庫　資料番号Ｓ６-１２８（２）)
• 瀧善三郎神戸事件日置氏家記之写・同人遺書並辞世之歌（池田家文庫　資料番号Ｓ６-１２３）

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