HELP-TOSHOKAN 参加記録
矢吹町図書館での作業支援
福島県矢吹町図書館では、東日本大震災で、書架の転倒と同時に多くの本が落下した。倒れた書架の上に天井の蛍光灯が落ち、その破片が本に降りかかった。
これらの本は蛍光灯の破片を除去しなければ使用できず、職員の方々が日々の作業の合間に、刷毛でページ一枚一枚をめくり、破片を除去している。
施設委員会の斎藤さんからのボランティア募集のメールがHelp-Toshokan第1期参加者のメーリングリストに流れた。施設委員として訪問して前記の実情を知って、日図協審査委担当に相談。その結果、多摩、千葉、岡山からボランティア希望者が参集し、小さな支援が実現した。
1.日程:2011年6月30日(木)〜7月1日(金)
2.場所:福島県矢吹町図書館
福島県西白河郡矢吹町小松481
矢吹町立図書館
3.対象書籍 4,000冊
4.作 業
1)参加者は10名。多摩集合(キャンピングカー)、千葉集合(自家用車)、現地集合(列車)の3班。
2)6月30日10時過ぎより、作業開始。
1冊ずつ手に取り、1ページずつめくり、ビニール袋を広げた段ボール箱に粉塵を払い落とす。1人が1時間で3−4冊。二日目は工夫をして処理できる量が増えたが、多くて6冊。
幾種類かの刷毛を調達し、使い勝手などのアンケートをとった。
3)作業風景
50分作業して10分休み、を繰り返した。マスクは必須。全員一生懸命に作業した。
そのため作業中の写真を撮るのを忘れ、この写真は地元紙「あぶくま時報」より頂戴した。
6月30日は全員17時50分で作業終了。図書館は18時閉館
4)定食を食べると温泉無料という食堂で夕食+入浴。
宿泊は、町の施設矢 「ふるさとの森芸術村 創作の館」男女それぞれ1棟ずつ。就寝前に反省会。
ガス、水道は利用できたが、布団がないため、寝袋での就寝。
5)矢吹町は自然の豊かなところ。
宿泊施設は、雉子猟のための狩場のあった大池の近く。早朝散歩をする人が多かった。館
6)7月1日も9時過ぎから同じ作業を続ける。
最終的に約340冊の清掃が終了。今後も何らかの形で支援するために矢吹図書館と協議中である。
千葉班が14時、多摩班が15時(現地集合1名は多摩班に合流)に帰京の途につく。
東京手前で豪雨。
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