つぎにすすむ 池田伊勢御奉公之品書上(抜萃)1 前にもどる

(池田貞彦三)の1

(慶応三年十二月)
相勤め申候段、御噂申上げ候
一 同十八日十九日
顕国院様五十回御忌御法事、円山御寺に於て御執行ニ付、惣奉行
仰付られ、両日共相勤申候
一 同廿九日、此の度、西之宮札之辻御固め仰せ
蒙させられ候あいだ、同所へ出張仰付られ、早々出立致すべき旨、
仰せ出され候
一 同四辰年正月五日、此の度西之宮札之辻御固所へ明日出立致し
候に付、御紋附御時服一重、頂戴仕り候

意訳

(略)
一 同十八日、十九日
 顕国院様(岡山藩第七代藩主、池田治政。岡山市北区円山曹源寺に葬られた。)の五十回忌が円山のお寺で催されたので、総奉行を命ぜられ、両日とも勤めた。
一 同二十九日、この度、西之宮札之辻の警備が岡山藩主に命ぜられたので、同所への出陣を命ぜられ、早急に出発するように命ぜられた。
一 同四年正月五日、この度、西之宮札之辻警衛所へ明日出発するのに対し、紋付時服を一重頂戴した。


つぎにすすむ 池田伊勢御奉公之品書上(抜萃)1 まえにもどる