日置帯刀摂州神戸通行之節外国人江発砲之始末書24

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日置帯刀摂州神戸通行之節外国人江発砲之始末書の24ページめ

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*** 解読文 ***

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候処、左之通御達有之
備前少将へ
先般家来之者、外国人へ及妄動候義
に付、深謹慎罷在候趣、神妙之儀ニ
被聞召候得共、不及其儀之旨
御沙汰候事
二月

二月廿七日[注①]
一 左之通
従京都御飛脚到来、先達て神戸一条ニ付
御謹慎御伺有之候処、不被為及其儀旨
被仰出候段、申来候、依て最早常体ニ
可相心得候事
一 右ニ付為伺
御機嫌明廿八日、左之通


【注①】前頁から本頁前半の通達が飛脚で届き、謹慎を止め、通常の態勢に戻すことを藩内に示した通達。藩主などへの御機嫌伺いも指示。 次の解読文へ

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*** 口語文 ***

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ところ、次の通りのお達しがあった。
 備前少将へ
先達て、家来の者が、外国人へ妄動におよんだために、深く謹慎していることは、神妙であるとお聞き召されているが、それには及ばないとの御沙汰である。
二月

[〇岡山藩内の通達・別紙(謹慎を止め、常態に戻すとの通知)]
二月二十七日
一 次の通り
 京都より御飛脚が到来し、先に神戸の一件に付き、(殿さまが)御謹慎伺いを出されていたが、それには及ばない旨、仰せ出されたとのお達しが到着した。よって、もう通常の態勢であると心得ること。
一 このことに関して、御機嫌伺いは明日二十八日、次の通り


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