岡山県の古い題目塔 

岡山の古い題目塔


大光院題目塔・比丘尼妙善題目塔

【左】曹源寺山内の大光院にある題目塔。岡山県に現存する題目碑のなかでは最も古いものの一つである。康永4年(1345。南北朝。康永は北朝の年号)の銘がある。(岡山県大百科下p34、大光院の説明板等) 【右】比丘尼妙善題目塔。応永18年(1411)の銘がある。
 どちらも、岡山市西辛川の妙善寺に祀られていたものが、寛文年間の寺社整理のため、大光院に移された。もう一基西辛川の大覚堂にある(大光院前の説明板からの抜粋。大覚堂は、妙正山大覚寺となっている可能性がある。いずれ確認したい)。
大光院題目碑 妙善尼題目碑
(両方の写真とも、平成28年7月18日現在)

【参考】
13.大光院の康永四年法華題目石・比丘尼妙善題目石 岡山市の文化財探訪6 岡山市の石造物1(岡山シティミュージアム) (サイト確認:平成28年7月18日)

大覚寺(清音)

 平成28年7月10日(日)午後に同寺を訪問した。周囲を回ったが題目塔らしいものが見当たらなかったので、お寺に尋ねたが、本堂にあるということだった。また宗教的な理由で、見学はできない、ということだった。
大覚寺遠景 大覚寺扁額

 屋外にある題目碑をいくつも見ていたので、題目塔というものは外にあると思っていた。信仰の対象として屋内に祀られる場合もあることを初めて知った。信者でもない者が突然訪れて、見学させてくれ、というのは失礼なことだ、とその時気づいた。今後は気をつけようと思う。

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