庭瀬への官道、吉備温故秘録

官道(庭瀬)吉備温故全文 吉備温故 巻之十七 官道下 より
※カタカナは平仮名に改めた。また漢字は現在の字体に改めた。

一、岡山より備中国賀夜郡庭瀬駅に至る二里。

此間/経處

栄町千阿弥橋より 紙屋町。 西大寺町。 天瀬。 東中山下。 西中山下の虎口を経て常磐門を出る。尾上町。 常磐町。 高砂町。 浜田町。 大雲寺町。 瓦町。 西川。 庭瀬口組屋敷/あり。

大供村。茶屋多し、戸/隠大明神。 西古松村道より南に/人家にあり。 

野田村道より北/にあり。 今村道より南にあ/り。今村宮。 竹通し茶屋辻村の内/なり。 辻村道より北/にあり。 中仙道村道より南/にあり。  一里塚。 西長瀬村道より南/にあり。  橋詰茶店西長瀬村の内。俗白/石の茶屋といふ。  白石川橋御野郡・津高/郡界なり。

久米の茶店久米村/の内。 久米村石表まで四/町四十間。

[石表]備前備中両国の堺なり。岡山より此處まで一/里十五町二十間。  是處より西備中国平野村なり。平野村まで七町二十間。/庭瀬駅までは二十町四十間。

 上段の画像は池田家文庫の「吉備温故秘録」の様式を生かして翻字したもの。翻字には、「吉備群書集成(七)」を参考にしたが、様式以外に若干の異同がある。最後から六行目の『也』は、「吉備群書集成(七)」にはない。
 下段は「吉備群書集成(七)、p349 吉備温故、巻之十七、官道下」(参考文献)よりの引用。太字でない部分は割書。適宜改行などを挿入。
*平成28年11月10日、上段を修正*。
 


平成28年1月5日

鴨方往来1
鴨方往来トップ
岡山の街道を歩く


ページトップへ
このサイトの著作権は、作成者及び一緒に歩いた有志に属します。無断転載はご遠慮ください。リンクは自由です。