日置帯刀摂州神戸通行之節外国人江発砲之始末書11
左を拡大
*** 解読文 ***
正月廿日[注①] 一 今暁太政官代より御呼出ニ付、御留守居罷 出候処、長谷三位殿より御達 備前少将家来へ 家老日置帯刀、摂州神戸町通行 之砌、外国人ト及砲戦候始終、公法 を以 朝廷より御所置可有之旨、御決定候間
【注①】公法で処置する旨の通知。当文書四頁、二十九頁に同文がある。四頁の注①および注②参照。また、『神戸村』という表記については本文書一頁注④参照。
前の口語文へ
*** 口語文 ***
正月廿日 [〇公法による処断] 一 今朝、太政官代からお呼出しがあったで留守居が参上したところ、長谷三位殿から次のお達しがあった。 備前少将家来へ 家老日置帯刀が摂州神戸町を通行した際、外国人と銃撃戦をしたことは、公法を以て朝廷が処理されることに決定した。