赤磐八十八カ所霊場巡り七


【三十番】葛山極楽寺

本尊 阿弥陀如来
 御詠歌
 はるばると登るも嬉しつづら山
やがてぞ至る極楽の寺
 (参拝 令和元年九月十五日)

 備陽記に「真言宗 葛山極楽寺青蓮院 仁堀西村之内 本寺御野郡三野村法界院 本尊阿弥陀」とある。当寺であると推測。
 本堂で住職のお話を伺った。お話を伺いながら、現在の赤磐八十八箇所霊場は大正初期に整備されたが、各地で続けられていた大師講の祠などをもとにしたのではないか、と勝手な推測をした。(『赤磐きらり散策』頁一〇八によれば天明時代から霊場巡りが行われていたことが示唆されている。)

30番札所


【三十一番】

本尊 [薬師如来]
 御詠歌
 [萬代の罪もさわりも消えにけり
ばばの薬師のあらん限りは]
 
 (参拝 令和元年九月十五日)

 位置的には三十一番だと思われるが、それを示す看板も扇面額も確認できなかった。
 正面には「大師堂」とのみあり、中には平成十年改築時の「太子堂」に類する文字があった。平成十二年四月という日付の入った旗には「十一面観音様」とあった。

31番札所


【三十二番】

本尊 薬師如来
 御詠歌
 だいにちと其の名も高き仁堀にし
仰ぐ心ぞ誠なりけり
 (参拝 令和元年九月十五日)

 扉の鍵はかかっていたが横の窓が開いていた。中は、きれいに整頓されていた。

32番札所


【三十三番】

 本尊 薬師如来
 御詠歌
 るりの色光はいやます薬師佛
二世のねかいも今ハミツなる
 
 (参拝 令和元年九月十五日)

 建物は、冊子・インターネットの『赤磐八十八ヵ所霊場めぐり』と同じであるが本尊及び御詠歌が異なる。どちらも扇面額によった。

33番札所


【三十四番】

 本尊 本尊 薬師如来
 御詠歌
 よしあしの分るる此処は瀬戸と聞く
けふそ越すなる御手にすがりて
 (参拝 令和元年九月十五日)

 県道沿いの少し高い場所にある。正面にはブルーシートの類似物がまかれて扉などは開けることができない。裏は壊れた自動車が積んである。
 かなり荒れた感じで、資料と扇面額の記述で推定した。

34番札所


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