赤磐八十八カ所霊場巡り十三


【六十四番】

本尊 地蔵菩薩
 御詠歌
 もろびとのくにさへかはるじぞうそん
あふぐ心ぞ嬉しかりける
 
 (参拝 令和元年十二月八日)

 ここに来るまでに延享時代の地蔵尊があった。赤磐というと古墳のイメージがあったが祠や石仏がたくさんおられる。

64番札所


【六十五番】

本尊 地蔵菩薩
 御詠歌
 ひとはただ六つのちまたにまよふらん
このみほとけのよしなかりせば
 (参拝 令和元年十二月八日)

65番札所


【六十六番】

 本尊 聖観世音菩薩
 御詠歌
 ふだらくや地のなもここは南かた
普くすくへじひのおんてに
 
(参拝 令和元年十二月八日)

 扇面額の文字は消えかかっていた。御詠歌は読み取れるところだけ漢字にした。
 本尊は文英様(ぶんえいよう)の石仏。天文二年(一五三三)~天正十年(一五八二)の約五十年のあいだに、造立されたという。「文英」は造立者の名前のようだ。(『岡山県大百科』下)。いろいろ興味深いがここでは省略。  

66番札所


【六十七番】

 本尊 毘沙門天王
 御詠歌
 いけるみのよそほひしめすたつかはの
ほとけのみかげたのもしきかな
 
(参拝 令和元年十二月八日)

冊子『赤磐八十八ヶ所霊場めぐり』の地図9とインターネットで公開されている地図で六十七番を指す場所が異なる。地元の方に教えていただいて判明した。また、近くで年貢を納められなくて首を切られた人がいた、という話も伺った。江戸時代の年貢は基本的に村として負担すると思うので、少し違和感があるが、何かの伝承があると思われる。

67番札所


 山陽自動車道をくぐって直線距離で二百メートルほどまっすぐ進み、右に進む道の二番目の道(一番目は田んぼのなか、二番目は住宅のあいだ。オレンジ色の屋根の家の北側の道)を砂川方向に折れる。



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