書いていることはいちおう点検していますが、見落としもあると思います。情報を利用される場合は、ご留意ください。
地図は北を上にしています。記述は岡山側からなので、下から上への説明になります。
歩行日 平成27年10月9日(金) 距離 約 6.4キロ(辛香峠北側:「交流会館入口」バス停から観波橋まで)
岡山駅発免許センター行きのバス(中鉄バスと岡電バスのどちらも止まる)で辛香トンネルを過ぎた最初のバス停「交流会館入口」で下車。
前回の草道の終了地点から推測した出口(岡山理科大学御津国際交流会館)を確認し、出発。
国道53号線に出るとき右手に辛香トンネルの出口が見える(左写真)。津山往来はトンネルと反対側(左)に曲がって辛香峠を下る。
国道53号線はトラックなどの交通量が多いので、東側の歩道を通る道が安全である(ただし、歩道を通ると下記の分岐に気づきにくいし、国道を渡らないといけない)。左手に岡山ラーメンや二番館がある。
調査報告2には、先ほど53号線に合流したところから「中山口の信号の地点までは、旧往来と現国道は一致している」とあるが、我々は途中、中山口信号の20メートルほど手前で左に分かれていく小道に入った。
ゆるく右に曲がってすぐに、中山口の信号のところで53号線と再度合流する。
中山信号交差点を東側に渡る。渡ってすぐ右側を見れば、ガードレールや信号の柱の陰に常夜燈と道標がある。左写真は岡山方面に向いて撮った。道標の北面には「左妙見道」と書いている。金川方面から来る人を想定している。常夜燈には「妙見大菩薩」と刻んである。
なお、妙見というのは「道林寺」のことのようだ。妙見大菩薩を祀った妙見堂がある。
参考:日蓮宗のサイト 臥龍山 道林寺 (サイト確認:平成28年7月12日)
山裾の木陰道を500メートルほど進むと、木陰が切れて明るくなる。土の道が舗装道に変わるところの右手に「旧津山街道野々口一里塚之跡」(御津町教育委員会が昭和45年建立)の石柱がある。
右前に広がる。虫名(むじな)池に向かって進む。鴨がいる。
池の角で二つに分かれる。右側が津山往来である。
道は次第に川に近づく。川の名前を示したものがなかったので地元の人に尋ねると「野々口川」と教えてくれた。火の見櫓を左に見ながら直進。
その先の分岐で道なりに左に進み、(右は家のあいだに進む)、川沿いに国道53号線に向かう。右側に御津南地区コミュニティハウスが見える。
調査報告2の地図では住宅街を直進する点線があるが、通り抜けはできないので、コミュニティハウスの南側を野々口川に沿って進み、橋を渡って53号線に合流する。合流点の右斜め前に笠塔婆型の題目塔がある。(交通量が多いので、少し先の信号のところで渡る方がお薦め。その場合、題目塔まで戻ることになる)。
53号線を100メートルほど進むと左手に分岐がある。「野々口駅」を示す道路標識に従って左折(左写真)。
調査報告2の地図では、今入った道ではなくそこからさらに山よりの所に線が入っている。そして御津南小学校の校庭にぶつかる。
yahoo地図と見比べると、その道は途中に何軒か家が建ち、分断されているように見えたが念のために上ってみた(右写真)。やはり、家や畑があり、道としてはつながっていなかった。
もとの道にもどって北に進む。この道は旧国道である。53号線との分岐から300メートルほど進んだところに野々口駅に向かって右に分岐する道が見える(左写真)。
分岐の北東角に小さな道路元標がある。。下部が埋まっているが、野々口駅に向う道に向いた面に「道路元」、津山往来に沿った面に「宇垣村」と読める。
御津町史p427によれば、野々口村が宇垣村、河内村と合併し、宇垣村になったのは明治22年6月1日のことだから、この道路元標はそれ以降に設置されたものだ。
前記の野々口駅へ向う道が分岐する角の手前2~3メートル左側にカーブミラーがあり、山に登る方向に分岐する道がある。
登り坂を少し進んだところに「風水害一週年記念」と刻まれた石柱がある(週の字はそのまま)。
元の道の道を進むと、しばらくして御津南小学校の東側を通る。その後野々口踏切を渡って53号線に合流する(左写真)。
53号線を北上する。左(西)側に津山線、右(東)側を旭川が流れる。かっては津山線の線路はなく、津山往来を人が行き来し、旭川を高瀬舟が行き来したのか。
原三谷橋信号の手前で三谷川を渡る。この先観波橋までの道は確定していないようだが調査報告2の地図に従って53号線を北上する。
左側の田圃の中にこんもりした森が見える。
右手に御津郵便局があり、その先左側に金川駅がある。その先ガソリンスタンドの先にスズキ自動車の看板がある。そこで道は二つに分かれる。
現在は左の道の方が幹線であるが、右の道の方が歴史がありそうだ、ということで協議の結果右を進むことにする。
スズキ自動車の看板のある道を右に入るとすぐに右手に岡山信用金庫金川支店がある。裏道のような感じで車通りも少ない。中国銀行の裏側を左に見ながら進むと金川病院の前でもとの道に合流し、そのまま観波(みなみ)橋に向かう。