日置帯刀摂州神戸通行之節外国人江発砲之始末書10

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日置帯刀摂州神戸通行之節外国人江発砲之始末書の10ページめ

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*** 解読文 ***

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せされハ後不法之暴行を防さる
らす、双方懇親之交際を全る仕方無之
候より、御門陛下之政府ニ於て、右申立之
当然たる事を、御承知被成候様早速各国
公使共承度存候、右之段為可得貴意
如斯御座候、以上
仏 レオレロス
英 ハリエスハりケス
伊 コムトンノフトフル
亜 アビファレフアルケレフルク
孛 エムフオレフラレト
蘭 テフララフフアレポルスブルク
東久世前少将閣下


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*** 口語文 ***

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せられなければ、これ以降不法の暴行を防ぐことができないだけでなく、お互いが懇親の交際をまっとうする手立てがない。それ故、天皇陛下の政府に於いて、我々の要望が正当であると承知されていることを、早急に各国公使達は承りたいと思っております。以上のことについて、貴殿のお考えを伺いたく、このように文書に致しました。
フランス  レオン・ロッシュ
イギリス  ハリー・エス・パークス
イタリア  コントドラ・トゥール
アメリカ  アル・ビー・フォン・ファルケンボルク
プロイセン エム・フォン・ブラント
オランダ  ドテクラフ・ファン・ポルスブロック
東久世前少将閣下 


【人物】
 サトウの回顧録、一外交官の見た明治維新などを参考に、現在なじみのある表現をとった。

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